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2021/05/20

シスペラとZOとどっちがいいの?part3

こんにちわ!
あおいクリニック銀座 院長の中野あおいです!
♡\(^o^)/♡

Part 2の続きです
シスペラとZOとどっちがいいの?part2 | メソセラピー、ボトックスならあおいクリニック銀座 (aoi-clinic.com)

様々な問題を抱えていたトレチノイン・ハイドロキノン療法に代わって発売されたのが
シスペラなんです♡
シスペラはシステアミンという我々の身体の中にも存在し
自然界では人の母乳の中に最も高濃度に含まれるアミノ酸の1種です

60年以上前から、高い美白効果と抗酸化効果が認められていた成分でしたが
その強い臭いのため、絶対に化粧品として配合できない成分でした
ところが
スイスとメラニン研究の第一人者であるDr.Behrooz先生が
システアミンとメラニンを実験室で研究中、お薬を間違えて配合してしまい
あっ、と焦っていたら
なんと
システアミンのくさいにおいが消えたのだそうです
びっくりして
そして、臭いのなくなったシステアミンの美白作用や抗酸化作用を調べたところ
臭いがある時とまったく変わらなかったそうなんです
そこから、シスペラが生まれました(^-^)

偉大な発見というのは
このような偶然や失敗や、意図したところと違うところから生まれます

シスペラは
肝斑や色素沈着を治すお薬のようなコスメ(コスメシューティカル)なので
いろんな他のドクター達に治験をたくさんしてもらっています
発売まで、様々な研究や治験をして
たくさんこ論文も発表されてます

それらの研究、論文に
肝斑治療でトレチノイン・ハイドロキノン療法とシスペラを比較した研究論文があります


それによると
トレチノイン・ハイドロキノン療法と比べて
肝斑の治療効果はシスペラ使用の方が約1割ほど高い
という事でした!!!

実際に
Behrooz 先生の患者さんで、トレチノイン・ハイドロキノン療法でとても苦労した肝斑の方が
シスペラ使用に変えたらみるみる薄くなった
という臨床経験と経過写真について
先生のセミナーで聞いたことがあります!

どこの国のドクターも
トレチノイン・ハイドロキノン療法で苦労していたり
その国の法律でハイドロキノンが使用できなかったりして
でも、他に代わる効果の高い治療がなく
肝斑治療に苦労している中
シスペラが発売されたのです!
しかも
膨大なエビデンスと共に!

続く

☆Beauty & Rejuvenation ☆
Aoi Clinic Ginza 
Aoi Nakano M.D













 

 

 

 

 

 

 

 

2021/05/19

シスペラとZOとどっちがいいの?part2

こんにちわ!

あおいクリニック銀座 院長の中野あおいです!
♡\(^o^)/♡

Part 1の続きです
シスペラとZOとどっちがいいの?part1 | メソセラピー、ボトックスならあおいクリニック銀座 (aoi-clinic.com)

米国FDAは数年間、ハイドロキノンと皮膚癌と関係について調べた後
明確なエビデンスは認められないが
4%以上のハイドロキノンは医師の処方が必要である事
連続使用は8週間とする事
ハイドロキノンは肝斑の維持療法には不適切である事を化粧品販売会社に製品に明記する事
と見解と指導を出しました

米国ではハイドロキノンの販売は再開されましたが
州によってはまだ禁止のところもあります
また世界では
EUやイギリス、スイスでは禁止
中東や中欧、東欧、アジアでも使用禁止の国が多いです

そういう事情があり
私は美容皮膚科先進国のヨーロッパの学会にコロナ禍前には年に何回も参加していましたが
ハイドロキノン配合のクリームはその後、展示ブースで見た事はありません
ZOスキンのブースにあるメラミンとメラミックスだけです

でも、肝斑にお悩みの方はやはり多いので
肝斑に効くコスメや製剤は各メーカー、出しています


また、実際の臨床の場では
トレチノイン・ハイドロキノン療法をしても
肝斑はある程度、薄くなってもそれ以上改善しないという限界があったり
ハイドロキノンに耐性ができてしまったり
やめるとすぐに元に戻ったり
ハイドロキノンアレルギーがある人が多かったり(1〜2%)
トレチノインやハイドロキノンによる赤みやアレルギーを抑えるためにステロイドを使用
しなくてはいけなかったり
紫外線感受性があるので、夏には使用しづらかったり
白斑になったり

色々と問題もありました

またこの療法は、赤みや痒み、ヒリヒリ感、乾燥、皮剥けなど、患者さんにとって苦痛や不快感やダウンタイムを余儀なくされるものでもありました

ドクター達はトレチノイン・ハイドロキノン療法に代わる、患者さんに負担なく、ダウンタイムなく、効果が同等かそれ以上に出る製剤を求めていたんですよね

私も学会に行くたびにずっと探していて
たくさんサンプルを送ってもらって
試していました

続く

☆Beauty & Rejuvenation ☆
Aoi Clinic Ginza 
Aoi Nakano M.D













 

 



 

 

 

 

2021/05/18

シスペラとZOとどっちがいいの?part1

こんにちわ!
あおいクリニック銀座 院長の中野あおいです!
♡\(^o^)/♡

先日の美容家 平野香奈絵さんとのインスタライブで
お答えできなかった質問
シスペラとZOとどっちがいいの?
という質問についてお答えしますね(^_-)-☆

シスペラは今、日本だけでなく
ヨーロッパ、米国、アジアなど世界37ヵ国で大人気の、売れに売れてる医療機関専
売の美白クリームです♡
どうしてこんなに大ヒットしてるのか?
ここにZOとの比較があります!

日本ではZOスキンのセラピューティックという名前で知られていますが
その内容は所謂、トレチノイン・ハイドロキノン療法です
0.025%〜0.5%のトレチノインクリームと、4%のハイドロキノンクリームを併用して
シミや肝斑や色素沈着を治す治療法で
トレチノインに肌のターンオーバーも促す作用があるので
お肌も若々しい美肌になります

この治療方法は
1990年代半ば頃から欧米を始めとした世界各国で広く普及されている、トラディショナル
な治療法です

米国LAのビバリーヒルズのオバジ先生が
その頃、米国の中でもLAにアジア人が多く
オバジ先生の患者さんもアジア人が多くいたのですが
白人の様にトリクロロ酢酸(TCA)ピーリングはできないし、CO2レーザーリサーフェ
シングという方法もできないし
(その当時はこの2つの治療法でものすごく若返りする事が流行っていて、でも、日
本人も含めてアジア人には絶対にできない治療でした。)

そこでオバジ先生は、アジア人でもリスクなくできるブルーピールというTCAピーリングと
ブルーピールのプレ&アフタートリートメントとして行うオバジ式のトレチノイン・ハイド
ロキノン療法を開発したのです
美肌や若返りになんの術もなかったアジア人の患者さんに大人気の施術となり
米国内だけでなく、日本や韓国、シンガポール等のアジア人の先生がみんなオバジクリニッ
クに研修に行き
ブルーピールとオバジ式のトレチノイン・ハイドロキノン療法を持ち帰りアジア各国でも
大ブームになったのでした
それがZOスキンの始まりです

ブルーピールは、2週間のダウンタイムがあったのですが
イタリアのカステラーナ先生がもっと安全にダウンタイムなくできるようにした
PRX-T33というピーリング製剤を開発しましたし
CO2レーザーリサーフェシングという方法はCO2フラクショナルレーザーが開発され、
アジア人でもリスクなくできる様になりました

医学の進歩は日進月歩です!



日本でも
何人かの先生がオバジクリニックに研修に行き
ブルーピールとオバジ式トレチノイン・ハイドロキノン療法を持ち帰ってきました
ちなみに私は
開業前は、そのうちの1人の先生のクリニックに勤務していて
オバジ式療法は2001年からやっています!
2002年にオバジ先生が初来日した時のワークショップにも参加して勉強しています!

トレチノイン・ハイドロキノン療法はこのように古い歴史のある、世界中でされていた
治療方法でした

ところが
2006年に米国のFDAという、日本で言えば厚労省にあたる機関が
ハイドロキノンは皮膚癌になる可能性がある、と販売を禁止したのです
それに倣って世界中のほとんど国で使用禁止になりました
(日本では使用禁止にはなりませんでした)
続く

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