2017/07/25
ホーチミンという都市、ヴェトナムという国
こんにちは!
あおいクリニック銀座院長の中野あおいです(^o^)
古いヴェトナムと最新のヴェトナムが混在していて
これからどんどん発展していく勢いがあって、活気があって
昔はフランスの植民地支配を受けていたり
アメリカの占領下にあったり
フランスと戦い、アメリカと戦い、中国と戦い、
いろいろな歴史がある国なのですが
「終わったら一切、何も言わないしそれでお終いです! 」
と力強く言い切ったガイドさん
(オペラ座)
ヴェトナムの人って穏やかだし優しいけど、何か困難がある時はみんなで一致団結して立ち向かう国民性なのだそうです
誇り高く強い人達なのだと思いました
(市場)
日本との繋がりも戦国時代まで遡るそうで
徳川家康が江戸幕府を開いた時に、ヴェトナムの王様が親書を送りそれが九州国立博物館に保管されているそうです
そしてそれから朱印船貿易が始まったのだとか
その関係のお話が少し前にヴェトナムのテレビで放映されたそうです
ヴェトナムの王様の親書の写真も見せてもらいました。
(ヴェトナムで一番人気のレストラン nha hang ngon ここ、めちゃくちゃ美味しかったです)
それから、日露戦争で明治天皇様(ガイドさんはこうおっしゃってました)の軍隊にヴェトナム人が1人いて、一緒に戦ったそうです
そして戦勝祝賀会で明治天皇様の前でそのヴェトナム人が涙ながらにスピーチし、我が祖国はフランスの植民地支配下にあるが必ずや独立したい、と語り、出席者もみなそのスピーチを聞いて涙したそうです
そんな昔からの親しい交流のあるヴェトナムですが今でも親日的な感じがします
街の至る所でインフラが整備されているのですが、その工事現場にこんな看板が
ヴェトナムの国旗と日本の日の丸
Relationships and Cooperation
と書いてあり
あとはヴェトナム語なので何て書いてあるのかわからなかったので聞いてみたら
日本の協力で地下鉄が作られているのだそうです
東京オリンピックの年に開通するのだとか
こうして至る所で両国の国旗が並べられ、そうした説明が書いてあるなんて
なんだか嬉しくなりました
(天后寺 明朝から清朝に変わる時にヴェトナムに来た明朝の難民が信仰した民間宗教のお寺
チョロン地区という難民の子孫が住んでいる街にあり、商売繁昌を願い毎日お参りするのだそうです)
メコンデルタまで向かう道路も
ODAで日本政府に作って頂きました、と説明を受けました
ヴェトナムは単一民族の国で、宗教は仏教なのだそうです
今は社会主義の国ですが、昔から王朝があり、いまでもフエという日本で言うと京都の様な都市に王族がお住まいなのだそうです
日本との共通点が多いですね
この写真はホーチミンの中央郵便局
フランスの植民地時代に建てられた建物がたくさんあります
ほんとにパリの様な街の一画もありました
でもガイドさんの本音
「どーってことないでしょ」
何かすべての気持ちが感じられました
ヴェトナムのガイド資格は国家資格なのだそうで何ヶ月もの研修を受けて試験に合格しないとライセンスが取れなくて、またそのライセンスも2年おきにまた試験を受けて更新するのだそうです
難しいので大学を卒業していないとガイドにはなれないらしいです
私のガイドをしてくれた方もフエ大学(日本でいうと京大や阪大)のフランス語科を卒業してフランス語の先生をした後
ホーチミンのさくら日本語学校を奨学金をもらいながらずっと首席で卒業して、現在の日本の旅行代理店に就職したのだそうです
とても優秀なしっかりしたガイドさんでした
マリア教会
ステンドグラスが綺麗なのだそうですが、大規模な修復工事中で中には入れませんでした
雨季のヴェトナムの束の間の青空